プラズマによる超親水化処理

シクロオレフィンポリマー(COP)は、光学特性に優れ、特にバックグラウンドの蛍光強度がガラスに匹敵するほど低いことから、蛍光検出系のマイクロ流路デバイスへの応用が期待されています。

左のグラフは、COP樹脂の表面を酸素プラズマとAqua Plasma®で改質した結果です。COP表面の水接触角は、RF Powerの出力を高めると低下しています。いずれの出力値の場合も、Aqua Plasma®は、酸素プラズマより親水化されており、優位性が見られました。RF Powerを200W以上印加したAqua Plasma®で表面改質した場合、COP表面の水接触角は1°と超親水化されました。

使用している製品

AQ-2000