半導体とは

省エネルギーへの貢献

 私たちの生活を非常に便利で豊かなものにしてきた半導体ですが、これに加えて「省エネルギー社会の実現」にも大きな役割を果たしています。最近ではスマートフォンの消費電力削減に伴う使用可能時間の増加や、テレビなど家電の待機電力0を目指した技術開発も進められています。特に省エネルギー社会の実現の切り札として注目を集めているのが、LEDとパワーデバイスです。


 LEDは低消費電力で長寿命という特徴を持つ新光源として、今脚光を浴びています。液晶テレビのバックライト用などで採用されていますが、製造技術の進歩によりLEDの明るさが増したため、照明器具や自動車のヘッドライトへの利用が本格化してきています。LED照明は白熱電球に比べて消費電力が20%、寿命も約40倍となっており、環境意識の高まりとともに、私たちの生活に浸透しています。


 パワーデバイスとは、比較的高い電力の変換や制御を行う半導体デバイスです。身近な例としてエアコンに搭載されているインバータ(直流を交流に変換する機器)などが挙げられます。家電製品や電車用モータ制御のために、パワーデバイスは使用されてきましたが、その材料をこれまでのシリコンからSiC(炭化ケイ素)やGaN(窒化ガリウム)といった化合物半導体に置き換えることで、電力損失を半分以下に抑えられるようになります。これを受け、実際にSiC製のパワーデバイスが、国内の新幹線、電車などに使用され始めています。さらに今後、太陽電池、風力発電用のインバータなど、エネルギー関連への活用にも期待が高まっています。


 これまで半導体の材料には主にシリコンが使用されていました。しかし、シリコンよりも省エネに適した化合物半導体の加工技術が発展してきたことから、LEDやパワーデバイス分野の成長が見込まれています。


 当社は1979年の設立以来、化合物半導体を加工する半導体製造装置を製造するとともに、化合物半導体の加工技術を蓄積してきました。環境負荷を低減する省エネルギー社会を実現するために、その技術を活かして化合物半導体デバイスの発展に貢献していきます。

半導体とは