
私は、あるプロジェクトで「多数枚処理対応エッチング装置」の開発に関わることになりました。そのプロジェクトでは、「多数枚処理に適した基本レシピを導き出す」ことが私の役割でした。最初は解決すべき課題の多さに参りました。
というのも、チャンバー(反応室)がかなり大きくなるので、これまで蓄えたレシピをそのまま応用できそうもありません。ガス流量をどう増やせばいいか。化学反応を促す高周波のパワーが広い反応室内でどう損失するか。反応室内の圧力をどう設定するか…。どんなに難しい課題に直面しても課題をひとつずつ解決するほかありません。試作機ができるまでは従来機を使って様々な条件を試しながら「これならいけそう」というプロセスを完成させました。ところが、いざ試作機で試してみると想定通りの結果は出せず…。
ここからチーム全員で“次のステップ”への挑戦が始まりました。私はプロセス側から「最善の結果」を求めてどんどん追い込んでいく一方、機器開発や機械設計の担当者とも連携しながらハード側から問題解決のステップを一歩ずつ追求。こうやってチーム一丸で答えを出していくのがサムコのものづくりの喜びだと思います。
「多数枚処理対応エッチング装置」はすでに完成してお客様の生産現場で活躍中。ですが、私は「さらに良いプロセス」を求めていまもなおプロセスを進化させ続けています。ゴールがない課題に挑むから無限に成長できる。それがプロセス開発の醍醐味です。

入社以来6年近く国内営業アシスタントを務め、一昨年から技術企画室で同じくアシスタントをしています。営業部門では、お客様からの電話やメールの対応、見積や書類の作成、お客様に納入する部品の手配など。
今は、クリーンルームまわりの物品の手配や、各種書類の処理などが主な仕事です。
私は文系出身なのですが、とにかく分からないことは質問するようにしています。「どんな部品で、どこに使うのか」「どんな装置を使って、何の実験をしているのか」。
サムコは技術系の男性社員が多いので、入社当時は「なんだかコワイ(笑)」と思っていたのですが、質問などすると、みなさんすごく気さくに答えてくれます。それに、探究心旺盛で、モノづくりが好きな少年のような人が多いですね。
私自身も少しでも開発業務のことを理解し、まわりの人の仕事を知ることで、“かゆいところに手が届く”働きをしたいと思っています。言われたことだけでは、つまらないですもんね。単純ですが、社内外の人から「ありがとう」って声をかけてもらえた時が、やっぱり一番やりがいを感じます。これからも「私は何をすべきか」を考え、きめ細かなサポートをしていきたいと思っています。

私が所属する生産管理課では、生産工程における「ヒト」と「モノ」の管理を行っており、私はその中でも部品の管理を担当しています。まず、資材部門から受け入れた部品を工程別に分け、製造部門や関連工場などに送ります。その後は技術的な問い合わせに対応しながら、装置完成まで組み立てが適切に行われるようフォロー。
不具合があれば、自分で修正する場合もあります。現在、外部への生産委託も進んでおり、外注先とコミュニケーションを図って、効率の良い方法を探っていくのも大切な役割です。また、まれに納期が迫っているのに部品が一つ足りないというような状況が起こることも。あらゆる手を尽くして手配できた時は、達成感を感じますね。
とはいうものの、私は文系出身で入社当初は「部品=ネジ」というイメージしかなかったんです(笑)。そこから、実際に目で見て、触って、業務の中で動かしているうちに段々理解が進み、楽しくなってきたという感じですね。部品の付け方など、図面に載らないことなどは現場の担当者によって意見が異なり、ワイワイ言いながら熱く議論することもあり面白いですよ。
サムコの場合、一つの装置を作るのに、ネジ一本から百キロを超える真空ポンプまで数千点に及ぶ部品が必要になります。初めは段ボール箱に入っていた無数の部品たちが、組み上がって、世界に誇る機能を持った装置になる。その部品の一つひとつに人が携わっている。そんなことを考えると、いつもやりがいを感じます。

サムコが創業以来追求し続けてきた、薄膜形成や微細加工といった材料の表面加工技術。その先進性は世界からも高く評価され、海外の有力大学との共同研究・社員派遣を実現しています。
そして、このコア技術を搭載した数々のプロセス装置が、発光ダイオード(LED)などのオプトエレクトロニクスのほか、携帯電話などの情報通信機器、液晶などの表示デバイスの分野において、技術革新に大きな貢献を果たしてきました。
また、最近では研究開発用途のみならず、海外市場を中心に生産用途装置の需要も好調で、当社にとって新たな市場獲得のチャンスが到来しています。
当社を支える原動力は、何より人材。といっても、最初から高度な技術や知識を求めているわけではありません。現状を素直に受け入れ、目標に向かってひたむきに努力する向上心や豊かな創造性など、一人ひとりの能力が最大限に活きるよう、本人の考えや行動を可能な限り尊重しています。
サムコのコア技術である薄膜形成など表面加工技術には、エレクトロニクス分野以外にも環境・バイオなど様々な可能性があります。新たな時代を私たちと一緒に切り拓いていきましょう。










