サムコ株式会社 代表取締役会長兼社長である辻 理は、この度、一般財団法人サムコ科学技術振興財団を設立いたしました。本財団は、「薄膜技術で世界の産業科学に貢献する」という基本理念の下で、新たな技術分野へ果敢に挑戦する次世代の研究者、学生、技術者の研究開発に対し助成、顕彰を行い、広く世界に通用する基礎・応用研究及び人材育成の支援を事業目的とするものであります。

具体的には、薄膜・表面・界面に関する科学技術を基礎とした材料科学、ライフサイエンス、エネルギー工学、プラズマ工学分野の発展に貢献する独創的な研究開発に対する研究助成を行ってまいります。1件当たりの助成上限額は200万円程度とし、年間最大5件、総額1,000万円までの助成を行う予定です。平成29年度の応募締切は平成29年4月30日を予定しており、選考委員会の選考を経て承認された申請者に対しては、平成29年9月末までに交付を行う予定です。また、薄膜・表面・界面に関する研究成果に対して顕彰を行うことも検討してまいります。

なお、本財団の設立に対し、辻 理は基本財産として自身の保有するサムコ株式会社の株式800,000株、及び運用財産としての資金を本財団に寄付いたします。