ニュースリリース

2015年

2015年07月07日

省エネ対応の第2生産拠点を新設

 当社は、今後更なる需要拡大が見込まれる電子部品、化合物半導体プロセス向け製品の生産能力を増強します。京都市伏見区の本社社屋の近接地に組立・調整・検査を目的とした新拠点(仮称6号棟)の建設に着手しました。

主に生産用途向け製造装置の組立・調整の拠点としての活用を計画しており、1,258 m2の土地に簡易クリーンルームを備えた延床面積893 m2の鉄骨平屋建工場を建設します。また、組立・精密調整に必要な要員15名程度を逐次補充強化していきます。特に環境に配慮し、最先端の省エネ技術を導入したLED照明や一部電力を賄うための大型太陽光発電パネルを屋根全面に配置するほか、パネル間は高断熱化のための緑化を検討しています。また、省エネ型新空調設備や廃水などを再利用するための冷却水循環装置も採用します。このほかSiCなどを採用した省エネ受電設備、工場で使用する電気、冷却水などの使用状況を計測・管理するエネルギー管理システム、太陽日射熱を大幅カットする省エネガラスの導入も検討中です。投資額は本件6号棟関連を含め、工場設備の増設資金として今後約6億円を計画しており、6号棟の竣工は20165月末を予定しています。

 当社は国内LEDメーカーから高輝度LED向けやスマホ用高周波デバイス向け生産機の設備投資を牽引役として、年率20%以上の成長を遂げています。また、国内のみならず円安に伴い北米を中心とする海外でもインターネット関連メーカーよりの商談も増加しており、海外売上高比率も現在の約30%から50%以上を目指しています。次期中期経営計画の推進による事業拡大で、20167月期末には生産能力が限度の70億円程度に達する見込みであり、年間30億円程度追加の製品出荷が可能な新拠点を建設します。

当社は3年後の売上高を現在の2倍以上にするという目標を掲げて事業展開しており、6号棟建設をその布石と位置付け、更なる成長を目指します。


新拠点(6号棟)の住所:

京都市伏見区竹田藁屋町68番地

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